未婚男女・子無し夫婦の増加

2016年の厚生労働省人口動態統計月報年計では婚姻件数が2016年62万523組であり、前年に比べて1万4633組も減少しており、戦後最少を更新したとのことです。逆に50歳時点で一度も結婚した事が無い人の割合を「生涯未婚率」と呼びますが、2015年の厚生労働白書によれば男性24.2%・女性は14.9%という高い数字になっています。

また、2015年の出生動向基本調査によると、完結出生児数(夫婦の最終的な平均出生子供数)は過去最低の1.94人となっています。

こうした状況により、仮にご自身が亡くなる時も、誰にも看取って貰えないという方が非常に増えております。

死後の整理や遺贈

自分の死後に遺品整理で、パートナーや兄弟、子供たちを困らせないためには、つまるところはまだ元気なうちに身の回りの品々を整理しておくことが重要です。最近では「終活」として、定年を迎えた60代から老後・死後の準備を進める活動もブームになっています。

生前にしっかりと自分の思いや考えを家族に伝えておくことも大切です。直接言葉で伝えられないこともあるでしょう。そんな時は、家族宛にエンディングノートを作っておきます。分かり安く箇条書きで「残しておいて欲しいもの」「処分して欲しいもの」「○○さんへ渡してほしいもの」などを書いておきます。

また、近年、法定の相続人がいない方々については、ご自分の財産を公共団体に寄付したり、友達にあげたりするという事もありますが、誰に何をどれくらいあげるのかは、何れにしても書面で残しておかないと誰も手続きしてくれないといった状況になってしまいます。

「断捨離」という言葉をご存じでしょうか。最近関心を集めている言葉です。簡単に言うなら、過去のものはもう過去のこと。思い出は思い出として心に残し、ものへの執着心を捨てること。必要のないものは全て処分し、ものへの執着心から解き放たれるということです。必要なものだけを残し快適に暮らそうという主旨ですが、生前整理に当てはめることができるように思います。

弊社の取組

エンディングノートとは、人生の最終章を迎えるにあたりご自身の思いやご希望をご家族などに確実に伝えるためのノートです。

最後のセレモニーをご自分の希望通りに執り行ってもらうために、残されたご家族が困らないように、いざという時に備えて作成されるものですが、一人でお亡くなりになる方は誰に想いを託せば良いのでしょうか?

また、紙媒体ではどこに仕舞い込んだのか分からず、折角お葬式のやり方などを考えても無駄になってしまうという事もあるかと思います。

このような問題を解決するために、お亡くなりになったら直ぐに関係者に必要な情報が周知出来るようなWebエンディングノートが必要ではと考えサービス開発を行っております。